試験合格から行政書士事務所開設までの50才ドタバタ奮戦記

 

 
 
1月25日

平成21年度行政書士試験合格 3年目で大願(?)成就す。
受験番号3310001

あった。あった。受験番号。
合格発表の時間になったら、まず2ちゃんねるのレスを見て、そして試験研究センターの合格率を確認してから、最後に合格者のページを見るというように、事前に順番を決めとりました。いきなり見るのは恐すぎるし。
いよいよ発表の午前9時。2ちゃんねるのレスには、つながらない。つながらない。の書込みばかり。自分もセンターにアクセスするが超重たい。つながらない。そのうち合格率9%と2ちゃんねるのレスに出る。しかし2ちゃんねるだけに正確とは限らない。その後、しっかりとした数字がレスに。予想通り昨年より合格率が高い。よし、もう見るしかない。腹を決める。試験研究センターにアクセスや。超ドキドキやし。しかし、なかなかつながらない。が、おっつながった。こえ〜。運命のとき。超ドキドキやし。「甲信越・東海・北陸」をクリック。出てきた。新潟、富山そして……石川や……。1番だけに最初にあるはずや。え〜い。見てしまえ。
あった。あった。1番あった。やった。やった。1番あった。合格や。
よかった。よかった。ほんとによかった。ホッ。

試験当日以降、不安で不安で何かにすがりつきたいって感じで、ずっと2ちゃんねるのレス(行政書士試験がらみ)を覗いとってんけど、結構振り回されて一喜一憂しとりました。結論として見ない方が良いと思います。とアドバイスしときます。おもしろいんやけどね。
で、ネット見てて良かったのは、いろいろな講師の方々のブログを発見したのも。この時だった。もっと早く気が付けばといつものように後悔したりした。

1年目は「受かるかも」。2年目は「自信満々」。3年目は「落ちたら…」。

1年目4点差(1問)で涙のむ。約1週間立ち直れず呆然とす。2年目一般知識で足切りされ、しかも法令問題も壊滅状態で見事に轟沈。それゆえ試験翌日には素早く立ち直り再スタート。そして3年目の昨年、勝因はと聞かれると、やはり試験当日、鞄からマスク(新型インフルエンザ対策の為着用義務)を取り出そうとして試験会場の玄関前で、けつまづき転がりそうになったが、なんとか必死に持ちこたえたこと。これに尽きる。ホントに。かやらんかったし、合格するんじゃないかとマジで思うた。

2年連続受験番号が1番(1年目は4番)で一番前の指定席で受験す。今回はエラい(とても)立派な一人用の大きな机でした(そう言えば部屋の造りも違ってたわ)。過去2回は2人で1つの机やってんけど。今年は違う。合格するんじゃないかとまた思うた。何かと自分に暗示をかける。
で、なぜ2年連続1番なのかというと、ネットでの受付開始直後に申し込んだからねんけど、全国では6番目でした。その前は8番。全国で1番を狙って万全の準備をし手際よく処理してんけど、それを上回る強者がいた。世の中は広い。かなわん。でも敗因は恐らく「ADSL」だと自己分析す。「光」にはかなわんし。尚、1年目は写真の準備しとらんかったので石川県で4番ということです。
それはそうと、試験会場内で気になってた左隣の頭よさそうなカッコイイ兄ちゃん。番号ない…。落ちたんや。でも若いんやから頑張れ。来年もあるげし。

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勉強を始めたのが3年前の春。始めたばかりのある日曜日の朝、勉強の途中、突然の大きな超激しい揺れ。それが能登半島地震やった。憲法のテキストには今も、その時の揺れでこぼれたコーヒーの跡が大きく残っております。そっか、あの時から始めたんや、と懐かしく感じる今日この頃。

さて3年間の勉強を振り返ってみると、昨日やったことを翌日にはもうすでに忘れてる現実に情けなさを感じること多々あり。仕事しんと今こんな事しててもいいんかなと思うことも多々あり。

記憶力の低下を克服するには何回も何回も繰り返すこと、これしかないと理解す。ほらけど3年も勉強すると見えないところも見えてきて楽しかった面も。3年目でやっとスッキリ理解できた箇所も多々あった。でも、さすがに試験間近はプレッシャーがきつかった。落ちたらどうしよう。4度目は挑めるんかって。強気になったり弱気になったり。疲れたな、直前期は。

私の場合、ダラダラと勉強するより仕事の合間に10分間でも集中して取り組んだ方が効果的やった。これをショットガン勉強法と名付けた。
それに気持ちの持ち方として、あと何時間しなならんと考えるより、何時間消化したと考えて、予定時間をこなした方が「焦り」を感じなかったようにと思う。ほんでもって、少なくてもとにかく毎日続けることが「焦り」を感じさせない一番いい方法のようにも思うた。あくまで私の場合ねんけど。
3年間、1年目のユーキャンのテキストを何回もこなしたが(多いところは10周した)、市販されてたLECなどの大手予備校の予想問題集やテキストがより効果的というか新鮮でした。通信の場合、ユーキャンより学費が高い分大手予備校のテキストはより充実しているようやし、評判もいい。ってかユーキャン評判悪すぎ。テキストは無駄な内容多すぎて、古いとか。でもユーキャンは「安い」。だからユーキャン。

つまるところ独学ゆえに気持ちの持ち方次第。合格するという強い気持ち。結局はこれかな。合格の決め手は。
以上合格体験記でした。ちゃんちゃん。

1月27日 合否通知書(ハガキ)届く 間違いなしの「合格」。
合格。それは「可能性」を手に入れたこと。なんてね。
2月11日 石川県行政書士会行政書士事務所開業セミナー受講す。

会場探すのに大きな建物なので結構迷った。30数名が参加してました。60才過ぎの特例公務員と思われる方が4,5人ほど。若い女性が数人。でもやはり若いにいちゃんが中心。50才の私はどんな風に見られたことか。しかし来てた講師等の行政書士の方々は皆んな、なんか自信にあれふておりました。驚くほどに。行政書士ってすごいんかもしれんって感じたりもして。でも自信がない者はすでに廃業してるんだろうし。当たり前と言えば当たり前か。おいおい県内の登録者の数とか、支部の数とか、そんなん質問すな。ネットで調べりゃすぐわかるだろうに。ブツブツ。

2月27日 合格証書届く。

原口総務大臣と谷本石川県知事の連署があるA4サイズのちょっと、ちゃちい証書です。でも額縁に入れておこう。よかった。よかった。
これでいつでも登録できることになった訳です。でもその前に確定申告。

3月 9日 確定申告を終え、登録申請に向け動き出す。

申請時に必要な書類はめちゃ多い。市役所そして法務局へと書類集めに動くが、それにしてもすっげえ天気だわ今日は。横なぐりの雪。結局、全ての書類とはいかず、ただ1つの書類「登記されていないことの証明書」が金沢法務局まで行かねば交付できないとのことで、申請当日事前に寄ることに。当日は新神田経由の鞍月というコースに。

3月10日 事務所の電話工事完了。
 

事務所の電話はダイヤル回線で懐かしい「黒電話」。そして「転送サービス」も付けて。書類の方は数十年ぶりに書く履歴書そして誓約書等を書いて、Yシャツにネクタイ締めて若い頃のキチキチのスーツを着て写真撮影。…などバタバタと準備進める。

3月12日 一気に準備が整い、事前の電話連絡を朝したのだが。

朝連絡して、その日の昼からは申請の受理は無理だとか、先方はえらくびっくりしてたが、こっちも初耳。聞いてないよな。セミナーでも説明なかったし。ホームページのあの一行からは読み取れるはずもないし。事前の電話連絡で申請受付の日時を決めますとか、書いてもらわないと。せっかく今日なら行けたのに。しばらく保留しとこ。でも、やんちゃこいても仕方ないことやし。昼過ぎにもう一回電話すっか。
そして気分も新たに電話して3月17日(水)午後1時からと決まりました。面談があるとか。冷静にいかんとな。全てにおいて。

3月17日 石川県行政書士会に登録申請。

登録料準備完了。3万円の収入印紙購入。申請書類準備完了。
以前から気になっていたのが事務所の名称。同一県では同じ名称は認められないことから、どこにでもある「中村」はヤバイと思っとりましたが、県内に中村さんは2名登録されていますが、「中村行政書士事務所」とは登録されていないので、なんとか大丈夫のよう。しかしよ〜く確認してみると、「事務所の名称に関する指針」の2の同一名称の使用禁止の例外として認められるのが「個人開業行政書士が、その氏又は氏名を使用する場合」とあるから、私が「中村行政書士事務所」と名乗るのは大丈夫ということになる。よかったよかった。

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行ってきました。繊維会館3階。行政書士会の事務員の方(?)に必要書類を提出し、指摘された不備な書類を補正し、日付を記入し、入会金、登録料等を支払いし、総務部長の方と面談。履歴書の内容のことと、事務所の配置について質問をされるが、ほんの数分ほどで終了。トータル10分ほどだったか。なんか、あっけなかったような感じ。
書類提出するとき気がついたが、自分の証明写真あんまり良くねぇ。もっと吟味すればよかったと突然後悔したりして。もう遅い。
ほらけど申請前に寄った、金沢地方法務局はやっぱ輪島とは違う。大きかった。通路に矢印が貼ってあり、目的の場所まで迷うことはなかった。それにしても、エラい(多くの)人がいて騒々しい雰囲気であった。それだけに繊維会館の静けさは際だっていた。別に不思議なことではないげけど。とにかく、無事登録申請終了。本屋に寄って輪島へと帰途につく。

3月23日 登録前に看板設置。出来映えに満足。

アミューズワジマの2階の窓に「中村行政書士事務所」と白のカッティングシートを内貼りす。正面壁面にはサインアルミボードに黒つやなしシートを貼ってシルバーの文字を貼り付ける。超かっこいいなった。登録前だが、行政書士と名乗るわけでもなく、仕事をこなすこともないので、問題ないだろうと自己判断し開設前の準備を加速させる。

アミューズワジマ2階の事務所には、机3つとパソコン1台。お客様用の折りたたみ式のイス2脚は新たに購入。畳敷きだが事務所らしくなったと大いに満足す。合格証ももちろん飾ってある。設備面の準備は万端や。

4月12日 石川県行政書士会から連絡あり。

平成22年4月15日付での登録。登録番号は第10230813号。ようやく4月15日から行政書士と名乗ることができるわけです。よかった。よかった。登録番号の「10」は西暦下二桁。「23」は石川県行政書士会、「08」は輪島支部と推定す。どうでもいいことだが。
さあ、開設準備急ごう。職印そしてゴム印の注文がまず先か。

4月15日から仕事はスーツを着てやりたいけど、着れるスーツは一着のみやし、取りあえずネクタイしめて、としておこう。でもネクタイをしめての仕事するのは24年ぶりくらいかな。今度、金沢行ったらイオンで安いスーツを買おう。靴は買うたし。見た目も大事やしね。ピシッとして。
4月15日 中村敏彦が行政書士に登録されました。

4月25日に石川県行政書士会のホームページの行政書士一覧にようやく登録されました。いつになるのか結構頻繁にのぞいておりました。「石川県行政書士会の紹介」「会の組織、会員名簿、会報」から入って見て下さい。ちなみに輪島市で現在登録されているのは私が11人目です。でも他の方は全て他士業との兼業。私だけだと思います。行政書士単独なのは。これは行政書士だけでは食ってはいけない。というより、ついでに行政書士も登録しとこって感じかな。多分。

4月22日 職印とゴム印届く。

ネットで注文してた「職印」と「ゴム印」が今日届いた。これで行政書士としての仕事がこなせるぞ。

4月25日 事務所ほぼ仕上りました。

この日、汚れていた事務所の内壁のクロスを白のペンキで塗り上げ(ちょうど1.6リットル1缶使用)、間仕切り(白のウッドラック使用)を作って、手作りのホワイトボード(ベニヤ板にフィルム貼付)もつけて、階段には誘導用のカッティングシートを二ヶ所貼って、お〜素晴らしい。でも考えてみると、ほぼ自分一人で仕上げたというか、ほぼ自家製って感じです(これまさにDIYです)、この事務所。あとは室内の蛍光灯だけど(居間用のが付いてて妙に違和感がある)、これはさすがに行政書士としての利益が計上されてから替えることにしよう。そう妻に言われたので。

4月26日 私は副業行政書士か。
今、あんまり行政書士の仕事に集中できる環境ではないので、5月中頃にギアを入れ直す予定。行政書士業務として、やらなならんこと数件自覚するも、売上確保、生活の為にもアミューズワジマの仕事を優先させるのは当然やわね。えっそうなると行政書士は私にとって副業なのか。優先すべき業務なのか。どっちや。まあどうでもいい。気にしんとこ。
前、進もう。進むしかないし。
そうや行政書士のホームページもしっかり作らなならんな。あたふた。
4月30日 金沢で登録証伝達式。

またまた来ました、繊維会館3階。
午前10時30分より石川県行政書士会会議室にて石川県行政書士会会長から登録証等の伝達を受ける。その後、総務部長より1時間余りにかけていろいろと説明をうけ、最後に事務手続き。徽章や書類等を受取り、無事伝達式は終了しました。同席した金沢支部の南先生と名刺交換。この南先生は、労働衛生コンサルタントの産業医というエライ方のよう。でも親しみやすい雰囲気の方でありました。「5月の総会でまた会いましょう」と言葉を交わし別れる。この行政書士会の事務所内では常に中村先生と呼ばれ、ちょっと気恥ずかしい。しかし徽章はかっこいいな。
ようやく正式に行政書士、中村敏彦の誕生って感じ。
時は平成22年4月30日正午なり。地は金沢。

ありゃりゃ。駐車場に止めておいた車のワイパーに「警告/駐車禁止違反」の紙きれがはさまれていた。

ごみ箱に捨て帰路につく。
晴天。微風。心地よし。


行政書士の徽章 金バッジ かっこいい。

試験に合格しても行政書士と名乗れませんでしたが4月15日無事登録されました。

行政書士法第6条、行政書士となる資格を有する者が、行政書士となるには、行政書士名簿に、住所、氏名、生年月日、事務所の名称及び所在地その他日本行政書士会連合会の会則で定める事項の登録を受けなければならない。とありますので、登録しなければ「行政書士」と名乗ることができません。

 

行政書士となって何をするのか

今、いろいろと勉強中。ただ行政書士だからできる事というより、いかに行政書士という資格を活用するかだと自覚する。 2010.02


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